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15- D- 1065
201 6 年
3 月
3 1 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
愛知県
(
証券コ
ー
ド
:
−)
【据置】
債券格付
AAA
■
格付事由
(1)
愛知県の県内総生産は全国
3 位の規模を誇り、国内総生産の
7%を占める。格付は、堅固な税収基盤、全
都道府県のなかで上位にある財政力、一般財源などの変動に十分対応できる手元流動性の厚み、特例的な
地方債や地方交付税を中心とする国からの手厚い財源措置の状況などを反映している。県税収入の回復に
伴い一般財源は増加基調にあるうえ、県債残高の増加に歯止めがかかる見通しが立つなど、財政構造の改
善が図られている。医療・福祉といった行政サービスの需要が拡大するなか、引き続き規律ある財政運営
を持続していけるか注目していく。
(2)
輸送機械関連産業を中心とした製造業のウエートが極めて大きい産業構造であるため、税収が当該産業の
業況に大きく左右されてしまうことは、本県財政の懸念点である。09
年度以降、県税収入は
1
兆円を下
回っていたが、14
年度は同産業の業績回復に伴う法人二税の増加に加えて、消費税率引き上げによる地
方消費税の増加もあり、6 年ぶりに
1 兆円台を回復し、15 年度においても
14 年度を上回る水準を確保で
きる見込みとなっている。16
年度当初予算における県税収入(一般会計)は
1
兆
2, 480
億円と、過去最
高となった 08 年度当初予算の 9 割まで回復している。
(3)
自主財源比率は
75%(16 年度当初予算)と高く、14 年度の財政力指数(3 ヵ年平均)は
0.921 と(不交
付団体の東京都を除く)道府県のなかで
1
位となっている。また、地方交付税制度が創設された
1954
年
度以降、32
年間不交付団体となっていたことなどを踏まえれば、中長期的に地方交付税に依存すること
なく「自立した財政運営が行えるだけの財政力、税収基盤を有している」と判断している。一方、経常収
支比率は全都道府県のなかで最も高い
100%前後の水準が続いていたが、14
年度では
93. 4%と、概ね都
道府県平均(93. 0%)の水準まで改善した。また、基金で保有する手元流動性(満期一括債券に係る減債
基金を含む)は比較的厚く、一般財源などの変動に十分対応できる水準を確保している。
(4)
14
年度の将来負担比率は
212. 7%と、引き続き都道府県平均(187.0%)をやや上回る水準となっている
ものの、一般会計からの財政支援が懸念される公営企業や外郭団体は多くない。地方交付税の振り替え措
置である臨時財政対策債の増発に伴い県債残高が大きく増加したことが、将来負担比率を押上げる要因と
なっている。県税収入の増加を背景に
15 年度、16 年度の臨時財政対策債の発行額はこれまでの水準と比
べて大きく減少することなどから、16
年度末の県債残高(16
年度当初予算)は減少することが見込まれ
ており、将来負担比率の改善に寄与するとみられる。
(担当)加藤
厚・南澤
輝
■
格付対象
発行体:愛知県
【据置】
対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
2/ 5
対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
3/ 5
対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
4/ 5
対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
平成 27 年度第 1 回公募公債(10 年) 150 億円 2015 年 4 月 28 日 2025 年 4 月 28 日 0. 391% AAA 平成 27 年度第 2 回公募公債(15 年) 150 億円 2015 年 4 月 27 日 2030 年 4 月 26 日 0. 740% AAA 平成 27 年度第 3 回公募公債(20 年) 200 億円 2015 年 5 月 8 日 2035 年 5 月 8 日 1. 115% AAA 平成 27 年度第 4 回公募公債(5 年) 200 億円 2015 年 5 月 21 日 2020 年 5 月 21 日 0. 172% AAA 平成 27 年度第 5 回公募公債(10 年) 150 億円 2015 年 5 月 27 日 2025 年 5 月 27 日 0. 544% AAA 平成 27 年度第 6 回公募公債(10 年) 150 億円 2015 年 6 月 26 日 2025 年 6 月 26 日 0. 616% AAA 平成 27 年度第 7 回公募公債(10 年) 150 億円 2015 年 7 月 28 日 2025 年 7 月 28 日 0. 548% AAA 平成 27 年度第 8 回公募公債(30 年) 100 億円 2015 年 8 月 14 日 2045 年 6 月 20 日 1. 579% AAA 平成 27 年度第 9 回公募公債(10 年) 150 億円 2015 年 8 月 26 日 2025 年 8 月 26 日 0. 524% AAA 平成 27 年度第 10 回公募公債(10 年) 200 億円 2015 年 9 月 24 日 2025 年 9 月 24 日 0. 510% AAA 平成 27 年度第 11 回公募公債(5 年) 200 億円 2015 年 10 月 15 日 2020 年 10 月 15 日 0. 101% AAA 平成 27 年度第 12 回公募公債(15 年) 100 億円 2015 年 10 月 21 日 2030 年 10 月 21 日 0. 759% AAA 平成 27 年度第 13 回公募公債(10 年) 150 億円 2015 年 10 月 27 日 2025 年 10 月 27 日 0. 461% AAA 平成 27 年度第 14 回公募公債(20 年) 150 億円 2015 年 11 月 19 日 2035 年 11 月 19 日 1. 129% AAA 平成 27 年度第 15 回公募公債(10 年) 150 億円 2015 年 11 月 27 日 2025 年 11 月 27 日 0. 471% AAA 平成 27 年度第 16 回公募公債(10 年) 150 億円 2015 年 12 月 25 日 2025 年 12 月 25 日 0. 454% AAA 平成 27 年度第 17 回公募公債(10 年) 150 億円 2016 年 1 月 27 日 2026 年 1 月 27 日 0. 380% AAA 平成 27 年度第 18 回公募公債(10 年) 200 億円 2016 年 2 月 16 日 2026 年 2 月 16 日 0. 220% AAA 平成 27 年度あいち県民債 25 億円 2016 年 2 月 26 日 2021 年 2 月 26 日 0. 10% AAA 平成 27 年度第 19 回公募公債(10 年) 150 億円 2016 年 3 月 25 日 2026 年 3 月 25 日 0. 115% AAA
格付提供方針に基づく
その他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日: 2016 年 3 月 29 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:野上 正峰
主任格付アナリスト:加藤 厚
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp)の「格付方針等」に「信用格付の種類
と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本 件 信 用 格 付の 付 与 にか か る方 法 の 概 要 は、 J C R の ホ ー ムペ ー ジ ( http:/ / www. jcr. co. jp) の 「 格 付 方針 等 」 に 、
「地方債格付の格付手法」(2008 年 2 月 26 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 愛知県
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した発行体およびその出資法人等の決算・予算
・ 格付関係者が提供した発行体およびその出資法人等の決算・予算、財政運営方針などに関する資料および説明
・ 経済・財政動向などに関し中立的な機関が公表した統計・報告
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
政府機関などによる検証、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証な
ど、当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
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金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating O rganization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラ
スに登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則
17g-7(a)項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJ C Rのホームページの“ Rating Information” (http: / / www. jcr. co. jp/ english/ top_cont/ rat_info01. php) に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先